衣食住を共にして

神奈川県在住、賃貸2LDK、車なし。2人の男の子が居る、どこにでも居る普通の夫婦が日常のあれこれについてお互いの視点から書いていきます。

【03_W】夫の育休取得について

 

 

1.2人目を育てるときの条件

 

前回、夫の記事では「妻に(ほぼ強制的に)育休を取るよう指示された」と書いてありますね。

前回記事を見て頂けるとわかると思うのですが・・・、それはそれは高圧的表現に変換して頂きました。

 

実際はあのような言い方をしておりませんが、育休取得については、確かに2人目を考えるにあたって伝えました。

 

 

私は一人目の育休明け、部署メンバーの中で最後に出社し、最初に退社するのが、とても嫌でした。

 

新しい部署ということもあり、これまで全く触れてこなかった仕事でした。慣れるまで、与えられた仕事を時間内に終わらせることは難しく、上司に残りを託すことも多々ありました。

 

また、1歳半のタイミングで復帰したのですが、子どもは初めての集団生活に、病気の洗礼を受けました。

当時は基本的に私が休むことが多く、なかなか仕事に集中出来ない環境にモヤモヤしていました。

 

子どもが大きくなり、風邪も引かず、保育園に行く姿を見て、やっとこれまで抱えていた働きたい気持ちを思いっきり果たせられる…と感じていました。

 

 

2人目の時に話した当時の私はこのような気持ちの真っ只中でした。

 

 

私が育休を取るのが当たり前だと思って欲しくない、熱が出て迎えに行くのは母親の方が容易であると思って欲しくない……。そのような気持ちを当時は伝えたと記憶しています。

 

 

夫の育児参加にも、いろいろな形があると思っています。

私は、同じように働いているのであれば、何故、同じように家事と育児を分担出来ないのか?そこが納得出来ませんでした。

その後、話し合いの末、今の全てにおいて、平等に負担しようという形に落ちつきました。

 

 

 

ですがこんな私でも、育休取るのはどっちでも良いよ、と妊娠発覚後は伝えていました。

それでも夫は育休を取ったので、条件と書いてはいましたが、本当は子どもと過ごしたかったんじゃないかなぁ、と思っています(私以上に子どもが好きです)。

 

 

 

2.夫婦平等の実現

 

これまでも平等、平等、と言っていますが、完全なる平等は絶対に無理だと断言します。

 

同じ会社といえど、部署や仕事内容は異なるので、一概に大変さなどを図ることは出来ません。

 

それでもこうやって、なるべくお互い同じぐらいに負担をすることで、変わったこともありました。

 

例えば、お互いに思いやる気持ちが強くなったこと。

今までであれば「俺(私)が仕事をしているんだから、そっちが子供が熱出た時に面倒を見るのは当たり前でしょ」と相手に言わなくとも、心の何処かで感じていたことも、「少しでも早く帰ることは出来ないかな」という思考で相手を気遣うことが出来たり。

お互い、一通りの家事・育児を経験しているので、一人でこなす事の大変さ(ましてや風邪を引いている時の子どもの不機嫌さ!)を身をもって知っています。

 

想像して大変さを理解し、思いやれるのであれば、それで十分ですが、私達の場合、身を持って経験することが、お互いを思いやるための近道でした。

 

 

 

3.子育てへのリベンジ

 

夫の記事を見て「私、こんなこと言ったっけ……?」となったのはここだけの秘密にしておくとして、リベンジを密かに目論んでいたとは。知りませんでした。

 

ここまでの記事をお読みになって頂いている方はもうお分かりかと思いますが、「子どものことが不安だから夫一人に出来ない…」ということは、ありません

(私から言わせれば、当たり前のことですが。念のため)。

 

子どもも、「ママじゃなきゃダメ!」「パパじゃなきゃダメ!」ということもなく、そういう意味で言えば、リベンジ成功かもしれませんね。

 

 

 

 

さて。

夫の記事では、「自分が育休を決断した時、妻はどういう気持ちだったのか」と書いてありました。

 

語弊を恐れずに結論から言うと、実際取るか取らないかはどっちでも良いのですが、私の意思を尊重してくれたことがとても嬉しかったです。

 

誤解のないように少し付け加えると、実際に取る、となった時も、勿論嬉しかったです。言葉だけ都合のいい事を言い、行動が伴わない人にも出会ってきているので、有言実行する姿は、本当に素晴らしく、尊敬出来る所です。

 

 

ですが、育休を取るか検討している、という事実だけでも、増してやそれが、一部、私のためである、ということだけでも十分に嬉しいものです。

 

 

 

一つ。夫から聞いて、確かになぁ、と思ったことがあります。

育休取得する際の、会社への伝え方についてです。

 

 

夫は、上司に「いついつから取りますので」と、割と決定事項的に伝えたらしいのですが、後々、「もっと相談するように伝えれば良かった」と後悔をしているようです。夫としては、私の妊娠判明直後(安定期に入るより、もっと前です)から会社に取ることを伝えていたので、上司は理解しているものだと思ったのでしょう。

でも、上司側は「まさか本当に取るとは」という気持ちだったかもしれません。そこを汲み取り、相談ベースで伝えれば良かった…と言ってたのをよく覚えています。

これは会社の風土にもよると思うのですが、お互いスッキリした気持ちで育休に入るためには、男性育休取得が少ない現在では、必要な事かもしれませんね。

 

 

 

それでは、また!