衣食住を共にして

神奈川県在住、賃貸2LDK、車なし。2人の男の子が居る、どこにでも居る普通の夫婦が日常のあれこれについてお互いの視点から書いていきます。

【03_W】夫の育休取得について

 

 

1.2人目を育てるときの条件

 

前回、夫の記事では「妻に(ほぼ強制的に)育休を取るよう指示された」と書いてありますね。

前回記事を見て頂けるとわかると思うのですが・・・、それはそれは高圧的表現に変換して頂きました。

 

実際はあのような言い方をしておりませんが、育休取得については、確かに2人目を考えるにあたって伝えました。

 

 

私は一人目の育休明け、部署メンバーの中で最後に出社し、最初に退社するのが、とても嫌でした。

 

新しい部署ということもあり、これまで全く触れてこなかった仕事でした。慣れるまで、与えられた仕事を時間内に終わらせることは難しく、上司に残りを託すことも多々ありました。

 

また、1歳半のタイミングで復帰したのですが、子どもは初めての集団生活に、病気の洗礼を受けました。

当時は基本的に私が休むことが多く、なかなか仕事に集中出来ない環境にモヤモヤしていました。

 

子どもが大きくなり、風邪も引かず、保育園に行く姿を見て、やっとこれまで抱えていた働きたい気持ちを思いっきり果たせられる…と感じていました。

 

 

2人目の時に話した当時の私はこのような気持ちの真っ只中でした。

 

 

私が育休を取るのが当たり前だと思って欲しくない、熱が出て迎えに行くのは母親の方が容易であると思って欲しくない……。そのような気持ちを当時は伝えたと記憶しています。

 

 

夫の育児参加にも、いろいろな形があると思っています。

私は、同じように働いているのであれば、何故、同じように家事と育児を分担出来ないのか?そこが納得出来ませんでした。

その後、話し合いの末、今の全てにおいて、平等に負担しようという形に落ちつきました。

 

 

 

ですがこんな私でも、育休取るのはどっちでも良いよ、と妊娠発覚後は伝えていました。

それでも夫は育休を取ったので、条件と書いてはいましたが、本当は子どもと過ごしたかったんじゃないかなぁ、と思っています(私以上に子どもが好きです)。

 

 

 

2.夫婦平等の実現

 

これまでも平等、平等、と言っていますが、完全なる平等は絶対に無理だと断言します。

 

同じ会社といえど、部署や仕事内容は異なるので、一概に大変さなどを図ることは出来ません。

 

それでもこうやって、なるべくお互い同じぐらいに負担をすることで、変わったこともありました。

 

例えば、お互いに思いやる気持ちが強くなったこと。

今までであれば「俺(私)が仕事をしているんだから、そっちが子供が熱出た時に面倒を見るのは当たり前でしょ」と相手に言わなくとも、心の何処かで感じていたことも、「少しでも早く帰ることは出来ないかな」という思考で相手を気遣うことが出来たり。

お互い、一通りの家事・育児を経験しているので、一人でこなす事の大変さ(ましてや風邪を引いている時の子どもの不機嫌さ!)を身をもって知っています。

 

想像して大変さを理解し、思いやれるのであれば、それで十分ですが、私達の場合、身を持って経験することが、お互いを思いやるための近道でした。

 

 

 

3.子育てへのリベンジ

 

夫の記事を見て「私、こんなこと言ったっけ……?」となったのはここだけの秘密にしておくとして、リベンジを密かに目論んでいたとは。知りませんでした。

 

ここまでの記事をお読みになって頂いている方はもうお分かりかと思いますが、「子どものことが不安だから夫一人に出来ない…」ということは、ありません

(私から言わせれば、当たり前のことですが。念のため)。

 

子どもも、「ママじゃなきゃダメ!」「パパじゃなきゃダメ!」ということもなく、そういう意味で言えば、リベンジ成功かもしれませんね。

 

 

 

 

さて。

夫の記事では、「自分が育休を決断した時、妻はどういう気持ちだったのか」と書いてありました。

 

語弊を恐れずに結論から言うと、実際取るか取らないかはどっちでも良いのですが、私の意思を尊重してくれたことがとても嬉しかったです。

 

誤解のないように少し付け加えると、実際に取る、となった時も、勿論嬉しかったです。言葉だけ都合のいい事を言い、行動が伴わない人にも出会ってきているので、有言実行する姿は、本当に素晴らしく、尊敬出来る所です。

 

 

ですが、育休を取るか検討している、という事実だけでも、増してやそれが、一部、私のためである、ということだけでも十分に嬉しいものです。

 

 

 

一つ。夫から聞いて、確かになぁ、と思ったことがあります。

育休取得する際の、会社への伝え方についてです。

 

 

夫は、上司に「いついつから取りますので」と、割と決定事項的に伝えたらしいのですが、後々、「もっと相談するように伝えれば良かった」と後悔をしているようです。夫としては、私の妊娠判明直後(安定期に入るより、もっと前です)から会社に取ることを伝えていたので、上司は理解しているものだと思ったのでしょう。

でも、上司側は「まさか本当に取るとは」という気持ちだったかもしれません。そこを汲み取り、相談ベースで伝えれば良かった…と言ってたのをよく覚えています。

これは会社の風土にもよると思うのですが、お互いスッキリした気持ちで育休に入るためには、男性育休取得が少ない現在では、必要な事かもしれませんね。

 

 

 

それでは、また!

【03_M】夫の育休取得について

こんにちは、加藤家 夫です。

 


今回は珍しく私からスタートして「育休」についてお話ししたいと思います。

 *たまにはあなたから書きなさいよと妻に叱られました(汗

 


私は2人目が6ヶ月〜1歳まで半年間育休を取り、その分、妻は早期復帰をしました。

 

私の周りで男性がそれほど長くとっている人はなかなかおらず、結構驚かれます。ましてや夫だけが取得しているなど予想だにしていないのか大抵は夫婦揃って休めていいね〜と誤解されます。

 


厚生労働省の最新調査によると、日本の男性の育休取得率は約6%、3ヶ月以上の長期取得に至ってはその内の3%、つまり男性全体の約600人に1人の割合なんだそうです。少し前に小泉環境相が育休を取ると話題になっていましたが、党の反発もあり彼も結局2週間の取得に留まったようです。

 

まだまだ男性の意識が低いのは確かですが、社会や会社の受け入れ姿勢にも問題があると思います。私も会社に取得の6ヶ月前に伝えましたが、所属チームに人員の補充はなく、残された同僚に私の業務を負担してもらうしかありませんでした。


それでも私が長期間の育休取得を決断した理由について話したいと思います。

 


1.2人目を育てるときの条件

 

少し赤裸々な話になりますが、1人目の育児が少し落ち着いた3才ぐらいの時に、2人目の計画について夫婦間で話し合いをしました。私は兄弟はいた方がいいからと言う理由で当然作るつもりでいましたが、妻は割と慎重でした。

 


妻:「乳児を育てる大変さ分かってる?夜中ろくに寝られない期間が1年以上続くのよ?」

 


私:「分かってるつもりだけど‥」

 


実は1人目が生後6ヶ月〜1歳までの約半年間、私は会社の研修で海外に単身赴任をしていました。その間、妻は育休を取り、実家に帰省していたものの両親はまだ働いていたので育児に関してはほぼワンオペでした。なので実際の大変さを味わったわけではありませんでした。

 


妻:「私のキャリアのことも考えてるわよね?当然、次は保育園入れるまではあなたが育休とるのよね?」

 


私:「と、当然考えてるとも。最低でも半年ぐらいは覚悟してるよ。(オドオド)」

 


‥とまぁこんな感じで能動的に(!)育休を取ることを決めたのでした。

 


2.夫婦平等の実現

 


過去のブログで述べた通り、我が家は共働きで仕事・育児・家事、全てにおいて平等をモットーにしているので、それを守ることも強いモチベーションに繋がりました。

 


また私の仕事は出張が多いので、私が休んだ方が平日の夜は妻のサポートも受けながら子育てができる点も大きかったです。

 


3.子育てへのリベンジ

 


1で述べたように1人目の時は半年間子供と離れ離れだったので帰国して暫く、子どもにとって私はなぜか家にいる知らないおじさん状態でした。

 

子どもに食事を与えても一切食べてもらえず、寝かしつけをしては大泣きをされる始末で全く使い物になりませんでした。

 

少し落ち着いた頃、妻に言われた一言を今でも覚えています。

「子供が懐かない姿を見ると、助けてもらえないのは残念だけど、正直しめしめって思うわ。」

 


心の中でいつか見返してやるからみてろよ〜という思いがありました。(笑)

 


よく乳児には母親の愛情が必要で1歳までは母親が近くにいるべきだという話を耳にします。それは事実だと思いますが、触れ合う時間が短いからといって愛情が不足するわけではないと思います。

 


それに育休をとってわかったことですが、乳児の育児には体力が必要です。歩けない分、移動には抱っこが伴いますし、夜は頻繁に起こされるため体力ゲージが満タンになることはありません。それならば、体力的には恵まれている男性の方が向いているのでは?とさえ思います。

 


さて、リベンジは果たせたのか。

育休中はもちろんのこと、育休が明けても2人目は私によく懐いています。もっと言うと、私と寝る時の方が寝かしつけもスムーズですし、よく寝てくれるように思います。

 


リベンジ成功です!

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

いかがでしたでしょうか。

 


まだまだ男性育休は少数派ですが、旦那さんに育休をとってもらいたい方、これから取りたいと思っている方、そんな方々に1人でも同志がいるよ、と知ってもらえたら嬉しいです。

 


男性育休の決断の時、妻はどんな心境だったのでしょう。次回のブログでそのあたりが聞けると思います。(私も気になります。)

 


また次回以降、育休中の生活についても書くつもりですのでお楽しみに。

【番外編01_W】タスカジ、使ってみました。

こんにちは!

 

加藤家、妻です。

今日はお互いの視点から書くのではなく、少し溢れネタ的に、私の感じたことをつらつらと書きたいと思います。

 

少し前の話ですが、家事代行サービス「タスカジ」を初めて使ってみました。

 

タスカジ、私は他の人に教えてもらうまで知らなかったのですが、皆さんご存知ですか。

 

タスカジのサイトには以下のように書かれています。

 

taskaji.jp

 

タスカジはフルタイム勤務のワーママが、2014年に立ち上げた「家事シェア」サービスです。

 

今回、私は作り置きを頼みましたが、サイトを見て見ると、料理以外にも掃除や整理収納など、幅広いマッチングをしているようです。

 

また、サービスを頼める地域は、2021年1月現在、東京を中心とした首都圏と関西のようです。

 

 

 

サービスを利用した率直な感想として、人にも勧めたい、とても素晴らしいものでした。

 

私は、決して料理が苦手ではなく、むしろどちらかと言うと好きな方です。

子どもや夫が喜びそうなメニューを考えたり、インスタで作ったことのない目新しい料理を探したりすることがとても楽しいのです。

 

 

・・・ただ、時間に追われていなければ、です。

 

 

 

この過ぎ去った夏は、とても仕事が忙しく、また、下の子にとって、初めての保育園。

熱が出て、1週間後に治ったかと思えば、また翌週には発熱・・・、なんてことがずっと続いていました。

夜も看病でまともに寝られず、心身ともにすり減る日々がしばらく続きました。

 

 

 

 

そんな時にふと、思い出したのがこのタスカジ。

以前職場の人が「こんなサービスがあって」と教えてくれたのでした。

 

すぐさま、藁にもすがる思いで登録しました。

詳しい方法は割愛しますが、希望する日時に来てもらえ、かつ、評価を見ることが出来るので、評価コメントから我が家の味の好みに合いそうな人に頼むことにしました。

 

当日、指定時間の5分前には来て頂き、テキパキと準備をされていきます。

これまで数回別の方に頼んでいますが、基本的にその場に居れば大丈夫で、調理器具などは必要に応じて、場所をお伝えしました。

作り置きに関しては、3時間コースとなっているので、ここから3時間を使い、料理を作られていきます。

 

横で見ていたのですが、作業スピードの無駄のなさに、本当に驚きました。

そして終了予定の10分前には片付けに入られ、シンクやコンロ周りまで綺麗にして頂けました。

熱を冷ますために机に並べた作り置きの数、なんと17品!

 

机に並べられた料理の数々を見ているだけでも幸せな気持ちになれますが、

更に幸せにさせられたのが、食べているときでした。

働いた後、料理が出来ている幸せ。いろんな味を少しずつ味わえる幸せ。一度も味わったことのない味に出会える幸せ。いろんな種類の幸せを感じることが出来ました。

 

 

 

 

これまで家事代行と言うと、とても贅沢で、私には無縁な、もっともっとバリバリに働く人達が使うイメージを持っていました。

ですが、初めてタスカジを使ったこの日、作っていただいた料理を食べた瞬間、イメージは変わりました。

 

料理は楽しい。自分が作った料理で家族が喜んでくれるのは、とても嬉しいけど、それは自分の身を削ってまでやるものではないと、今の私は思います。

辛い、大変な時は人に頼る。これ、本当に大切なことだと思います。

 

この夏、「大丈夫大丈夫」といい聞かせ、無理をしていたら、どうなっていたのだろう・・・と思います。

本当にしんどくなる手前に、感じ取り、そうならないように人に頼る。手を抜く。

それで良いのだ、とはっきり自信を持てるようになった夏の体験でした。

【02_M】平日の家事分担について

こんにちは、加藤家 夫です。

私からはまず「平日の家事分担」の経緯について。

 

先日、会社の人事から共働き家庭のモデルケースとしてお声がかかり、夫婦でインタビューを受けました。(ちなみに妻も同じ会社です)

妻が前述の通り、我が家は家事も育児も「はんぶんこ」&「かわりばんこ」スタイル。

 

人事:「どうしてそのスタイルが出来上がったんですか?」

 

私 :「結婚当初から平等でありたいねって話してて、体現したまでですよ〜(ドヤっ)」


妻 :「はぁ?最初は全然出来てなかったくせに、何言ってんの!?上の子が生まれた時なんてアンタ‥」


調子乗った瞬間、妻の暴露が始まり、人事を前に赤っ恥です。。笑

 

まぁでも、思い返せば妻の言う通り。1人目が産まれた時は妻は時短をとってくれていて、夕飯の支度と保育園のお迎えは妻に任せっきり。私はというと、異動直後と言うこともあり、残業で夕食に間に合わないことも多々ありました。

 

当時は気がつかなかったんですが、夕食って準備から食べ始めるまでが特に忙しいんですよね。今思うと、子どもに食べさせることを優先し、妻は冷めたご飯を食べている横で、私はビール片手に温かい食事をのんびり食べていました。


さすがにみそ汁を温め直したり、ご飯をよそったりは自分でやっていました。ただ、「ヘトヘトで帰ってきてるんだからさ、俺のご飯準備してよ〜」なんていう甘ちゃん発言(じぇじぇじぇ)がきっかけでよくケンカしてましたね。

今もし帰りが遅くなるものなら、問答無用でご飯はお預け。即、子どものお風呂係です。


私が生来だらしないのもあるのでしょうが、幼少期に目にしていた自分の父親と母親の役割分担を無意識に求めてしまっていたのだと思います。子供が生まれる前ならまだしも、出産後も期待してたのと違う〜って正直思ってました。

 

そんな私に妻は粘り強く『平等』を求めてくれました。「6時間しか働いてないんだからさ〜」なんていう私のサイテー発言は一蹴し、「仕事のあとに急いで夕飯の準備してワンオペ育児してる方が絶対大変だから!!」と正しい主張を続けてくれました。それがフルタイム復帰後の「はんぶんこ」&「かわりばんこ」スタイルの礎となっています。

 

この制度はよくできていて、相手の家事・育児にケチをつけるもんなら、UNOのドロツー返しの如く、溜まっていた不満が自分に返ってくる怖さからくる自制心が働き、円満家庭に繋がります。

 

それ抜きでも、保育園の送り迎えはぜひ交互にすることをオススメします。送りの時の「この人でなし!」とでも言われているような子どもの冷たい目線や泣き叫びが、お迎えになると一転。一直線にこちらに向かってくるあの愛くるしさといったらたまんないです。

 


少し話が逸れてしまいました。

せっかくなので各分担の裏でもう片方は何をしているかについて書きます。


1.食事作りの裏

保育園から帰ってきて、子供達の手を洗ったり、机の上を片付けたりしています。

近頃はテレワークで、迎えにいく頃に夕食担当が準備を始めるので、あっという間に夕飯の時間です。


2.(食事後の)片付けの裏

下の子にご飯を食べさせています。

集中力が10分も持たないので椅子から下ろして遊ばせつつ、隙を見てはミニおにぎりにしたご飯を詰め込む時間です。


3.洗濯の裏

代わりに夕食係です。

ちなみに朝は保育園の送り担当が朝食作り、その間にもう片方は子どもの身支度や寝具の片付けをします。


4.保育園の送迎の裏

朝食の片付け、ゴミ出しの準備(ポリ袋を括ったり)、布団干しをします。

家族を送り出したあとは、急に1人きりになって寂しいので、大抵趣味のジャズを聴いていますが、帰宅時の妻の「スカした音楽聴きやがって」的な目線に耐えきれなくなり、最近は玄関ドアのガチャの音を聞くや否や消しています。

 

 

意外にメイン担当の「裏」にもやることはあるんですよね。

そこまで分担するのはいやらしくて…と我慢してどちらかがやられている家庭が多い気もしますが、うちは小さい不満が募ると嫌なのでこの辺りも細かく分担しています。


もちろん一回の話し合いで決まったわけではなく、どちらかが釣り合わないと感じた時に、負担の大きさを話し合って、少しずつ形になっていきました。その意味でもかわりばんこにすることで話し合いの終着点が「負担の押し付け合い」ではなく「負担の分かち合い」に繋がるので我が家では効果的に働いています。


とはいえ、役割の質(食器洗いの丁寧さ等)に関しては未だにケンカしますけどね。

その辺りも機会があれば書きたいと思います。

 

 

【02_W】平日の家事分担について

こんにちは!加藤家、妻です。

 

今日は「平日におけるお互いの家事負担」についてお話したいと思います。

家事負担についてお話する前に、まず、お互いの仕事状況について簡単にお伝えします。

 

我が家はお互いに正社員のフルタイム勤務(7時間45分)、残業時間も月に10~20時間程といったところです。
部署は異なりますが、同じ会社に勤めており、私は夫より2年後に入社をしています。

年功序列による給与体系が色濃く残る勤務先。
お互いの給料は「入社年次による差」であり、大きな開きはありません。

 


なぜ、このようなことをお伝えしたかと言うと、
「給料も仕事時間もほぼ同じであれば、家事も平等に負担すべきだよね」という考えが私達夫婦の中にあり、
それを実際に実践している、ということをお伝えしたかったからです。

 

もちろん、給料の高い低いや仕事時間で決めることが誰にとっても一番良いかというと、絶対にそうではないと思います。

私達にとっても、「(給料等も大事だけど)同じように仕事をしているなら、
同じように家事も分担しないとおかしいよね」という気持ちが一つの大きな軸として存在していると思っています。
給料が同じということが納得材料の一要素になっていることは認めますが。

 

では、具体的にどのような分担がなされているのか。
簡単に書いていきたいと思います。


1.食事作り

食事作りでも、同じように家事を負担することが反映されています。
平日に関しては、1日交代で作っています。作る時間は日によってバラバラですが、早めに仕事を終わらせて作ったり、お昼休憩を使ってパパっと作ることが多いです。
  

  1週目:月・水・金⇒夫 / 火・木⇒私
  2週目:月・水・金⇒私 / 火・木⇒夫
           ・
           ・
           ・

  ↑こんな感じに、夫が1週目は5日間のうち3日、私が2日担当したら、
   翌週は私が3日、夫が2日担当する、といった形で回しています。


2.(食事後の)片付け

夕飯後、一息つきたい所ですが…食べ終わった流れでそのまま片付けに移ります。
お皿洗い等の片づけは、食事作りをしていない方の担当です。


お皿洗いについては、食洗機を導入してから、幾分楽になりました。
本当はもっと大きいのが欲しかったのですが、狭い我が家には存在感があり過ぎました(今のも最初は違和感しかなかったのですが、もう自然の景色と化しています)。

  
また、下の子が1歳7か月と、まだまだ食べ遊びが多い時期。
食事後は机や床がすごいことになっています。そこを綺麗にするのは、食事作りの担当。

ちなみに最初は、お皿洗い後にそのまま綺麗にしていたのですが、そうするとお皿洗いの人の負担が大きいよね、ということで、机・床掃除は食事作り担当の人がやることになりました。


3.洗濯物

我が家では、ドラム式洗濯機を使ってまず洗い、その後、乾燥にかけられないものだけを取り出して外で干し、残りはそのままドラム式洗濯機で乾燥をさせます。

そして乾燥が終わった頃に取り込み、洗濯機から取り出し、畳んでそれぞれの定位置に戻しています。

この、一連の作業が洗濯物担当係の仕事で、食事作りではない方が担当をします。

少し話はずれますが、ドラム式洗濯機は本当に便利ですね~。
高いので買うのを躊躇っていたのですが、「ジモティ」を使って良さそうなものを発見。普段、某家電店の配送・設置をしている方だったので、何から何までして頂けました。

 

4.  保育園の送迎

厳密には家事に入らないのかもしれませんが、毎日行っていることなので、保育園の送迎についても触れたいと思います。

これは前回の記事でも少し触れましたが、コロナ感染拡大による在宅が主流になる前から交互で行っていました。


  月:朝の送り→私、お迎え→夫

  火:朝の送り→夫、お迎え→私
       ・
       ・
       ・

ただし、時には早く出社したり、遅くまで仕事をしなくてはならない時も、もちろんあります。
その際には、事前に確認を取り、代わってもらうのが私達のルールです。

 

 

以上、加藤家での「平日におけるお互いの家事負担」でした。

周囲にこのことを話すと、結構驚かれることがあります。

「旦那さん、そんなに家事やってくれるの?」と言われることが7割ぐらいでしょうか。
同じように働いているのであれば、家事も同じように負担するのがお互いにとって良いと私は思っています。

 

休日の家事についても同じように交互で負担をしているのですが、以前は固定し行っていました。
例えば、風呂掃除は夫担当…のように。
そうすると、私は風呂掃除の大変さがわからないがゆえにあれやこれやと言ってしまうんですよね。
挙句の果てには、「何でそんなに時間がかかるの?!」とまで。
このようなことが、交代制にしてからは少なくなったように思います。
お互い同じ家事を経験しているので、大変さも分かります。
また、どちらかが風邪を引いて動けない時、一通りの家事が出来るのはとても心強いです。

 


ただ、まだまだ「男=外で働く/女=中で守る」の意識は、周囲を見ていて強く感じます。

以前22時頃まで残業をしていた際、同じフロアに居る人を見ると、十数人残っていたのですが、
その中に居る妻子持ちの男性の奥様は皆、専業主婦でした。

家で奥様が家事や子供の面倒をしっかりと見ているからこそ、遅くまで働くことが出来るんですよね。
そして会社も、そのような誰かの助けによって働くことが出来る男性の労働力に、まだまだ頼っていると感じます。

もちろん、各家庭の話ですので、それぞれが分担に納得して過ごしていられるのであれば、それが一番良いと思います。

皆様の役割分担、どうなっていますか?
そしてその現状に、納得されていますか?

 

 

このような分担をしているため、夫は早く会社を出ることも少なくないです。
同じように早く帰るのは、時短勤務を取る女性ばかり…。
その辺りの想いについても、次回「夫の回」では話されると思いますので、お楽しみに!

【01_M】コロナウイルス感染拡大によって変わったこと

初めまして! 加藤家、夫です。

妻に続き、同テーマ。

改めて振り返ると本当に生活が一変しましたよね。

 

1.家族で過ごす時間が増えた

 

これまでは夕食をできるだけ家族揃って食べるために夫婦どちらかが子供が起きる前に通勤していたのが、テレワークが会社でも定着したので通勤時間を仕事に回すことができているの朝食も一緒に取れるようになりました。

 

すると、朝の子供たちの機嫌もこれまでよりも良くなりました。やはりどちらかでもいないと不安だったのでしょうね。長男は「陽の光が眩しい」、「まだ眠い」などと難癖を付けては朝から号泣することが多々あったのですが、かなり減りました。

 

朝の支度ができる人手が増えたこともありますが、1時間半ほどかかっていたのが40〜50分で終わるようになりました。時間にゆとりができ、身支度をせかす必要もなくなったため、親子共に朝の心にゆとりが出来ました。

 

2.夫婦だけの時間が取れるように

 

我が家の夕食時は子供達に食べさせることに手一杯。(長男の遊び食べがひどい!)

 

落ち着いて話をする時間がなかったのですが、仕事の合間にたわいもない話ができる時間ができました。

ランチ時も揃って録画したテレビなどを見て、同じシーンで笑うだけでも夫婦らしい空間があって、毎日ちょっと嬉しいです。

 

3.仕事に対する価値観の変化

 

オフィスに行くと良くも悪くもスイッチが入って仕事人間になる私。

 

今は仕事が煮詰まると洗濯物を畳んだり、Amazonで子ども用品をポチッたりと、いい意味で仕事とプライベートの境目がなくなりました。

 

家族>仕事 この優先順位は地球が一周しても変わらないのですが、職場に行くとあれもしなきゃこれもしなきゃとついつい帰りが遅くなったり、何とか保育園のお迎えに間に合わそうとお昼休みを削ったりしていまっていました。

 

今は全くそんなことなく、夕食が近づけば切り上げるしかありません。

狭い我が家に子供達が帰ってきますので!!

 

時間制限って大切ですよね。

【01_W】コロナウイルス感染拡大によって変わったこと

初めまして!

加藤家、妻です。

 

ここは、「2人の子どもを持つ、どこにでも居る普通の夫婦が、一つのトピックスについて、お互いの視点から書き連ねていく」ブログです。

 

私は妊娠・育休中、ブログの情報にとても助けられました。

同じく子どもを育てる方々や、子どもを望んでいる方々、子どものいる生活が気になる方々…。

皆さんと情報共有しながら、日々の暮らしをより良いものに出来たら良いな、と考えています。

 

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本ブログ題名の見方について

 

タイトル前に【01_W】とあります。

これは、本ブログが「1つのテーマについて、夫と妻の視点から書いていく」構成のため、どちらの視点なのか、わかるように付けています。

 

例えば【01】はテーマ番号、続く【_W】はwomanの頭文字です。

テーマ番号、01についてwoman、つまり妻が書いている記事ということになります。

 

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さて、前置きが長くなりましたが、

本日のテーマ「コロナウイルス感染拡大により変わったこと」について書いていきたいと思います。

 

1.働き方の変化

 

何より1番の変化だと感じているが「働き方の変化」です。

元々、勤めている会社ではテレワークやコアタイムなしのフレックス制が導入されていましたが、従来の働き方に慣れている中、活用される方は少なかったように感じます。

 

それが強制的に活用せざる得なくなってしまった。それは、小さい子どもがいる私達にとっては、とても有難い変化でした。

 

(ただし4-5月の緊急事態宣言の時は保育園はお休み、それはとてもとても大変な日々でしたが…。)

 

現在も出社率を下がる取り組みは続いており、月に2回程の出社で落ち着いています。

 

 

2.家族と過ごす時間の変化

 

在宅勤務が私達の主流な働き方になったことで、家族と過ごす時間にも変化が生まれました。

 

これまで通勤にかけていた時間は往復2時間半。それが家族みんなで過ごせる時間に変身。例えば、1日のスケジュールは以下のように変わりました。

 

《従来》

 

-5:00  起床

-5:20  支度完了、出社

-6:35  会社到着、勤務開始

-16:00  勤務終了、会社出発

-17:15  帰宅、夕飯作り

-17:40    保育園お迎え

-18:10 夕飯を食べ始める

 

《現在》

 

-5:00  起床。着替え後、仕事開始

-7:00  子ども起床、朝ごはんを家族全員で食べる

-8:00  子どもを保育園に送る

-8:15  仕事開始

-16:45   仕事終了、夕飯作り

-17:15   保育園お迎え

-17:45   夕飯を食べ始める

 

夫婦共にフルタイムで働いているので、

従来では「朝番・遅番」の家庭内シフト制を採用していました。

基本的に一日交代で変わり、朝早く行く人は、保育園にお迎え行き、保育園に送った人は、夜遅くまで仕事をしてきてもOK、としていました。

そのため、基本的に家族で一緒にご飯を食べられるときは少なかったように思います。

 

現在では、朝・夜共に家族で一緒にご飯を食べ、過ごすことが出来ています。

それだけでなく、仕事が終わり次第、すぐにお迎えに行くことが出来るので、子ども達と少し公園で遊んで帰るなど、お互いに余裕が生まれているような気がします。

 

 

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もちろん、お出掛けが制限されたり、感染を気にし続けるしんどさだったり、マイナスの面もいっぱいあります。

でも、今振り替えって考えてみると、それ以上に我が家では、コロナウイルスによってもたらされたプラスの変化の方が大きいような気がします。

 

大きな変化は以上ですが、そこから派生している小さな変化も沢山あります。

家で働いているため、子どもの体調変化にもスムーズに対応出来たり。例えば、少し疲れていそうだな、と感じたら、午前だけの預かりにし、午後はゆっくり家でお昼寝をさせるなどです。

風邪をひく前に休ませてあげる。当たり前のことかもしれませんが、恥ずかしながら、上の子の時は、ギリギリまで頑張らせてしまっていました。

当時は育休明けで職場に迷惑をかけてはいけない…と思っていたんですよね。

その辺りのことも、どこかでしっかりと言葉にしたいなぁ、と思っています。

 

 

是非みなさんの感じている変化も教えて下さいね。

妻視点の「コロナウイルス感染拡大によって変わったこと」、以上でした!